エナジー光に変えても今までのメールアドレスは使えるの?

最初に結論。エナジー光に変えてもこれまでのメールアドレスは使えます。

新しくインターネット回線を変えたら、これまで使用していたメールアドレスを変えなければならないと思っている人が結構多いようです。結論から言いますと回線を変えてもこれまでのメールアドレスは使い続けることができます。
なぜそんなことができるのでしょうか。順番に解説していきます。

そもそもメールアドレスとは?

メールアドレスとは?
ここで普段何気なく使っている「メールアドレス」というモノがどういう作りになっているのか見てみましょう。
たとえば、こういうメールアドレスがあったとします。(仮想のメールアドレスです。念のため)

aiueo_kakikukeko@energy-hikari.com

このように一般には「××××@××××.×××」という形式になります。
@(アットマーク)をはさんで「ユーザー名@ドメイン名」という並びになる決まりです。@の前は個人を識別する文字列(ユーザー名)、@の後は事業者や国名など(ドメイン名)を示す文字列になります。上記のメールアドレスの場合、「aiueo_kakikukeko」がそのメールアドレスを使う人を表す文字列。「energy-hikari.com」が事業者を表すドメイン名ということになります。

「energy-hikari.com」のうち「energy-hikari」は「エナジー光」を表していることはお分かりになると思います。「.com」(ドット.コム)の「com」は「company」を表します。「民間の会社」ということですね。ちなみに「.com」はもともとアメリカのドメインで、日本の会社は「co.jp」なのですが、今はそのような国の区別はほとんど関係なく使われています。

ここまででお気づきと思いますが、プロバイダのドメインのメールアドレスを使っている人がプロバイダを変えた場合ドメイン名が変わりますからメールアドレス自体変えざるを得ないという考えになりますよね。
これが、回線を変えると「メールアドレスが使えなくなる」と思われている原因なのです。

メールアドレスの種類

ところでメールアドレスには2種類あるのをご存知でしょうか。
1つは、上記でご紹介した契約しているプロバイダに持っている「プロバイダメール」。
もう一つは「フリーメールアドレス」と呼ばれているものです。GmailやYahoo!メールがそうですね。
プロバイダメールはメールを送受信するためのアプリケーションにそのメールサーバーで定められている設定をして使用しますので、その設定がされている端末でしかメールの送受信ができません。

一方、フリーメールアドレスはブラウザでメールの送受信ができますので、IDとパスワードでログインしさえすればどのパソコンでもスマホでも送受信が可能です。フリーメールアドレスの決まりごとはメールサーバーに届いたメールを「インターネット」を介してメールソフトが読みにいくことです。プロバイダメールでは端末にメールデータを自動的にダウンロードしていましたが、フリーメールアドレス形式ではサーバーにメールを見に行く形でありダウンロードまでしません。なのでパソコンを複数台使う人などにとってはとても便利です。
こうしたことから、ビジネス用途以外の、個人的普段使いにはフリーメールアドレスを使う人が増えています。

プロバイダをのりかえるとどうなるのか

プロバイダをのりかえるとき、前のプロバイダの契約を全部やめてしまうと当然ですが前のプロバイダメールは使えなくなります。
一方、フリーメールアドレスを使っている方はプロバイダが変わってもまったく関係ありません。もともと無料で使っているわけですし、フリーメールアドレスのメールはプロバイダのメールサーバーに届くわけではないからです。
では、普段使いにプロバイダメールを使用していた人で、これまでのメールアドレスを使いたい人はどうしたらよいのでしょうか。

エナジー光の回線をつかってもプロバイダはそのままでOK

エナジー光の回線をつかってもプロバイダはそのままでOK

「エナジー光プラス」にするとプロバイダとセットですので、「エナジー光ドメイン」のメールアドレスが使えるようになります。

「エナジー光ドメインのメールアドレスに変わりました!」ということを関係先の皆さんにお知らせすればよいのですが、どうしてもそれ以前のプロバイダのメールを継続して使いたい場合は、そのプロバイダに申し込めばメールサーバーの契約だけ残し、前のメールアドレスをそのまま使い続けることができます。たいていの場合月額300円くらいの価格になっていますのでこれでよければもともとのメールアドレスを使ったまま回線だけをエナジー光にすることができます。技術的に何の問題もないのですが、ちょっと費用がかかりますね。

ウェブメール、もしくは独自ドメインメールの利用がトレンド

このような理由があってプロバイダのメールを使う人は減っているのが現実です。個人利用ではウェブメールかレンタルサーバなどの独自ドメインを使えば、以下のようなメリットがあります。

  • 無料である。
  • 端末が変わってもメールチェックできる。
  • プロバイダや回線を変えても関係がない。

まとめ

まとめ

いかがでしょうか。
このように回線とプロバイダをエナジー光に変えたとしても無理やりメールアドレスまで変えなければならないということはないのです。
むしろメールアドレスなど工夫次第で好きなものをいかようにも作成できる時代ですので、上手にメールアドレスを利用したいものです。