エナジー光の料金と他社の光回線の料金を徹底比較!

インターネット接続にはお金がかかります。契約するときはよく考えて契約したいのですが、これがなかなかわかりにくい仕組みです。提供されるサービス自体が「通信インフラの利用」であり形のないものであるがゆえに値段のからくりは一般の人にはわかりにくくなっています。エナジー光はどのような形になっているのでしょうか。

エナジー光と日本を代表する会社の徹底比較

エナジー光の料金体系は次のようになっています。

サービスエナジー光プラス
プラン3年契約プラン定期契約なしプラン
月額基本料金¥5,478¥5,478
基本工事費¥44,000
(50ヶ月の分割支払)→(50ヶ月の同額割引にて相殺)
¥44,000
(30回の分割にてご請求します)
契約事務手数料¥3,300(ご利用開始月にご請求します)
契約期間3年間の継続契約なし
契約解除料3年以内(¥33,000)+機材回収費用¥22,000
3年目以降(¥0)+機材回収費用¥22,000
¥0

簡単に説明すると、エナジー光は初期費用3,000円がかかりますが、月額4,980円だということがわかりますね。基本工事費として40,000円かかってくることになっていますが、50カ月使えば無料とほぼ同じ。ちなみに日本の主要3社さんとの比較した結果を表にしますと以下のとおりです。

回線サービス名会社名回線使用量プロバイダ料金合計
フレッツ光NTT西日本4,300円1,100円5,400円
So-netソニーネットワークコミュニケーションズ5,200円5,200円
エナジー光ラインセレクト4,980円4,980円

NTTのフレッツ光は基本的に回線しか用意しません。プロバイダの料金は別料金になるのです。フレッツ光は3社プロバイダを提示して顧客に選ばせるのですが、同じNTT系のプロバイダであるOCNが最も安くなるようにできています。

最近は、携帯電話系や電力会社が張り巡らせた光ケーブルでインターネットサービスを行う電力会社系があり、まさに戦国時代の様相を呈しているのが現実です。上記の表ではエナジー光が最も安いのですが、光電話や、携帯電話とのコラボ割引、光テレビを入れる等々その他をいろいろ組み合わせると、大きな差はなくなりますし比較も難しくなるでしょう。

結局、セキュリティーソフトが無料で下りの速度が2Gbpsの速さのエナジー光に落ち着くのではないかと思います。

光ケーブルと回線にも歴史あり

光ケーブルと回線にも歴史あり
光インターネットの場合、光ケーブルが家まで来ているはずです。それは電話線同様電柱の上を通ってきています。外に出て、電柱からあなたの家に引き込まれているケーブルを見てみてください。電気と電話と光の3本、あるいは最初から光電話の人なら電気と光ケーブルの2本のはずです。
つまり、インターネット回線は電柱がなくては家までくることができません。その電柱は誰のものかというと、電力会社かNTTのものです。だから日本でインターネットとか電話とかの通信をするためには必ずどちらかのお世話にならなくてはならないのです。

また、NTTには全国に張り巡らせた電話網があり、通信各社の多くはこれを使わなくては電話ができませんので、ほぼすべての通信はNTTのお世話になることになります。NTT以外の通信会社はなんらかの賃借料をNTTや電力会社に支払っていることになります。ですので、我々が支払う回線の料金には安くても高くてもそれらが含まれているということになりますね。

日本にはNTTの前身である日本電信電話公社というのがありました。日本全国をつなぐ電話網は明治初期から時間とお金をかけ、戦災を乗り越えて国が整備したものだったのですね。現在でもそれがインターネットに使用されていることになります。

インターネット回線の種類と特徴とは

インターネットに使われる回線の種類は大きく分けると、NTTの公衆電話網を使って行うサービスと、「NTT以外のサービス」に分けることができます。「NTT以外のサービス」も電力会社系とモバイル系があります。主なものを表にしてみましたのでご覧ください。

会社種類提供しているサービス
NTT東日本・西日本フレッツ光、光コラボレーション(OCN、ドコモ光、ソフトバンク光)
KDDIauひかり
電力会社系eo光、コミュファ光、Pikara、MEGAEGE、BBIQなど
ケーブルテレビ会社JCOM、イッツコムなど
携帯電話系の会社Docomo、au、ソフトバンクなど
モバイルルーター系の会社UQ WIMAX、Y!モバイルなど
上記の表で、NTTとKDDIは電話の会社がもとになっています。災害時などの信頼性は高く提供エリアが広い特徴があるのですが、決まりごとが多く融通が利かない一面もありますし、料金も高めです。
電力会社系とケーブルテレビ系は、提供する住宅までのラインにNTT公衆回線を使いません。電力会社は独自に張り巡らせた電気供給サービス用の光ケーブルがあるためそれを使うことで成り立っています。ケーブルテレビもテレビ番組供給用のケーブルは独自に張っていますのでそれを使うものです。これらはNTTとは全く関係なく引くことができますので、契約事務がすっきりとしています。
携帯電話系とモバイルルータ系は携帯電話の契約と基本は同じですが、電話はしない、データ通信以外は使わないという契約にすれば携帯電話よりかなり安くなる場合があります。

プロバイダの種類と特徴とは

プロバイダの種類と特徴とは

一方、プロバイダは以下のような種類に分かれます。

プロバイダ種類プロバイダ名
通信会社系OCN、au、YAHOO BB!
電力会社系EO光、BBIQ、Pikaraなど
電気メーカー系So-net、NIFTY、BIGLOBE
プロバイダ専業系GMO、DMMなど

プロバイダはNTTなどの回線を持つ必要がないため通信業者でなくてもできるところからいろいろな系統があります。普通は回線工事と同時に加入するので通信会社系が強いのですが、NTTのフレッツ光でもエリア外の地域があるため、そういうところでは電力会社系がカバーをしたりすることがあります。

また、電力会社系の場合、電話の基本料金等を考えない純粋なインターネット料金だけなら通信系より安くて速いという場合もあります。

まとめ

まとめ
インターネット料金は、電話を使うか使わないか、各種オプションサービスを選択した場合や携帯電話との合わせ割引などを利用したりなど多くの要素が絡み合うので実際の比較は難しいものです。最終的には、

  • 下りスピードが2Gbpsと速い
  • 基本料金がフレッツより安い
  • 各種オプションサービスが豊富

といったところに落ち着くでしょう。エナジー光はまさにそれに該当するのです。