【エナジー光豆知識】大切なデータを保存する方法

パソコンやスマホを使っているといろいろなデータが貯まってきます。Excel、Word、そのほか住所録や写真などです。ダウンロードした音楽などもそうですね。これら「データ」といわれるものはその機械を使っているときはよいのですが、買い替える時やもしくは壊れてしまった時はどうしたらよいでしょうか。
ExcelやWordなどはプログラムですので再インストールすればよいですが、自分で作ったデータや撮った写真というのは一度消えてしまえば再び復活することはできません。それらデータがもし消えたとしても復活させることができるようにする方法を知っておくと必ず役に立ちます。

大切なデータは必ずバックアップを取ろう

消えたら困るものについてはどこかにコピーを取っておくようにすれば、あとから復活させることができます。これを「バックアップ」といいます。苦労して作った、あるいは大切な記念写真など、二度と同じものが作れない場合はバックアップを取っておきましょう。
問題はそのバックアップをどこにとっておいた方が良いのかという話です。

データを保管するための装置の話

パソコンにはデータを保管する場所がいろいろあります。「ストレージ」などと総称することが多くなりましたが、以下に紹介するようなものです。これらストレージの原理とメリット・デメリットなどを把握しておきましょう。

ハードディスク(HDD)

ハードディスク(HDD)

情報処理用語では「磁気ディスク」といいます。回転する金属の円盤に情報を記録する方式のものです。レコードを思い出していただければわかりやすいと思います。

今のところ最も普及している記録媒体ですが、容量が大きく価格も安いのがメリットです。逆にデメリットは円盤が回転する方式の為、アクセスアームと円盤の機械的な運動によるアクセス時間がかかるし、可動部分は常に故障するリスクを抱えているということです。それに、振動に弱く盤面にちょっとでも傷がつくと中のデータが全く読めなくなるなどの致命的なエラーを引き起こします。

SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)

SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)

SSDは、フラッシュメモリ(半導体メモリ)にデータを保存する方式のストレージです。2010年頃から普及し始め、最近は新しいモデルのパソコンに結構積極的に採用されるようになってきています。

SSDは、HDDに比べると容量が小さく256GB~512GBクラスが主流です。WindowsなどのOSを入れればパソコンの立ち上がりが劇的に早くなります。大容量では4TBというものも出ていますが結構高価です。HDDの価格の7~8倍といったところでしょうか。メリットは超高速であるということ。HDDとは比べ物になりません。デメリットは高価であるということと、発熱するので冷却に気を使わないとならなくなることです。
HDDより壊れやすいのではないかなどと言われてきましたが、どうやら故障リスクはHDDより少ないことがだんだんわかってきました。

USBメモリ

USBメモリ

USBポートに刺して接続し、SSD同様フラッシュメモリにデータを記録するもので、最も普及している媒体です。手軽に持ち歩くことができるのでデータの運搬用に活躍するシーンが多いのではないかと思います。中には2TBという大容量のものもあります。

転送速度はHDDより早くSSDよりは遅いです。メリットは安価にして大容量、手軽で持ち運びやすいといったところでしょうか。逆にデメリットは小さいがゆえに逸失しやすいことでしょう。個人情報などを入れたUSBメモリをなくしたりしたら大変ですね。

CD―R

CD―R

少し前まではこのCD―Rこそがデータバックアップ方法として最も確実なものだと思われてきましたが、最近では違うようです。CD-Rは一度書いてしまうと二度と消すことができないという特性を持っているため、書き換えられることを防止する意味で使われることが多いです。「原本の保存」といったことでは有用と言えるでしょう。

ただ、1枚あたりが700MB程度しかなく、たくさんのデータをまとめて保存するのに向かないことと、薄い金属の膜をプラスチックで挟んだだけなので長期間の保存中の経年劣化が避けられません。寿命は10年~30年ではないかといわれています。
しかし、このような特性も考えようで、細かく分散して保存しておくことによってデータ損失のリスクを分散する、また電気信号による保存に頼ったUSBメモリやSSDだと自然放電や磁気によるデータ障害もありうるため、本当に保管しておきたいのであれば大変ですが全部CD―Rに書き出すのが良いという意見もあります。

クラウド

クラウド

クラウドサービスはインターネット上に自分のストレージを持つことで端末が変わっても世界中のどこからでもデータにアクセスできるところが魅力です。AppleやGoogleなども無料で一定の容量をつけています。

月額料金を支払えば容量を増やすこともできますのでバックアップに使う方法も大いにありです。メリットは自分で準備する機器や媒体が何もないということと、データの安全をクラウドのサービス業者がある程度までは保証してくれていることです。デメリットは月額料金を支払い続けなくてはならないことと、データがどこでどんな風に管理されているのか見ることができないことです。

結局、安全なデータ管理に100%はないということでしょうか。

エナジー光のデータ復旧サービス

データバックアップ方法で結局一番多いのはご自分のハードディスクではないでしょうか。我々一般のパソコンユーザーは結局リスクの大きいこうしたバックアップ方法を選択せざるを得ません。そこで、エナジー光のオプション「データ復旧サービス」を選択されてはいかがでしょうか。
月額600円で、年2回まで無料で、壊れて読めなくなったハードディスクからデータの救済を行います。データの復旧率は業界トップクラス。対象機器もパソコンだけでなく外付けHDD、タブレット、デジタルカメラ、ビデオカメラ、スマートフォン、携帯電話、SD、microSD、USBメモリも含まれます。このようなサービスはなかなかありません。

大切なデータの保管場所に困っている方はぜひエナジー光のデータ復旧サービスをご利用ください。(※最大限の努力を行いますが、データの完全な復旧を保証するものではありません。)